日本全国を健やかに
アスリートからスポーツの楽しさを学び、お家で祖父母や両親に伝える
「キッズ健幸アンバサダー養成講座」は子どもにスポーツを通じて健康について学んでもらい、それを家族や周りの人に伝えてもらうという取り組みです。健康について関心を持っていない人たちが7割もいることがわかっています、この健康無関心層にも一定の人間関係のあるところからであれば心に火をつけることができると考えています。子どもと親、子どもとおじいちゃんやおばあちゃん、といった肉親の関係から健康情報を伝えてもらおうというアプローチです。
そしてもうひとつは、運動参加率が減少している子どもたちにオリンピアンやパラリンピアンといったトップアスリートの凄さを体感してもらうことで、スポーツの楽しさを感じてもらいたいと考えています。こうしたトップアスリートのすごさを体感する機会を日本全国どこにいても味わうことができる環境整備に努めたいと考えています。

久野 譜也 博士
筑波大学大学院
人間総合科学学術院教授
医学博士
キッズ健幸アンバサダーとは
「キッズ健幸アンバサダープロジェクト」は小学生の授業の一環で、スポーツ好き・嫌いのすべての子ども達を対象にオリンピアン・パラリンピアンが講師となり、スポーツ実施率・健康づくりを促進する取組みです。
楽しみながら健康づくり・スポーツの力を理解し、スポーツの凄さを実感する機会を提供します。子ども達は、講義を受けることで「キッズ健幸アンバサダー」に就任。地域に健康づくり・スポーツの必要性・楽しさを伝える役割を担います。
キッズ健幸アンバサダーの目的
キッズ健幸アンバサダー講座は、子ども達のスポーツ実施率を向上させること、そして、子ども通じて、健康情報を父母・祖父母世代の3世代に届けること、さらに地域活動にも参加し、全世代のヘルスリテラシー向上の貢献を目指します。
これらの活動により、子ども達の自主性の育成に寄与することを狙いとしています。
事業の狙い
1)授業の一環として、オリンピアン・パラリンピアンが講師となり、スポーツが好きでない児童にも、スポーツの楽しさ・凄さを実感してもらいます。
2)子どもがスポーツの楽しさ・重要性を理解し、両親・祖父母・地域の高齢者に学習した内容を伝え、一緒にスポーツを行います。
3)一過性のイベントではなく、日々の生活での継続的なスポーツ実施を目指します。
開講によって達成できること
① 健康における運動の大切さを認識
② スポーツの凄さや楽しさを実感
③ 障害を持つことと他人を思いやる気持ちの醸成
④ 相手に伝わる話し方についての理解
⑤ 運動の習慣化




学校授業に組み込みやすい90分を1プログラム
① スポーツと健康の重要性キッズ健幸アンバサダーの使命と役割とは(15分)
スポーツ・健康づくりの重要性とインフルエンサーの役割理解

② オリンピアンによる実技指導(30分)
スポーツの凄さや楽しさを実感

③ パラリンピアンによる実技指導(30分)
障害を持つことと他人を思いやる気持ち

④ 相手に伝わる話し方(15分)
これからアンバサダーとして活動して欲しいこと

キッズアンバサダー養成講座による効果(実施4市町合計)



キッズアンバサダー養成講座の理解度(実施4市町合計)


運動の大切さの伝達(実施4市町合計)
運動の大切さを何人に伝えられたか
運動の大切さを誰に伝えたか
(複数回答)
運動の大切さ を伝えた相手は
運動を始めてくれたか



事前/事後の変化(実施4市町合計)
運動することや学校の時間は好きか

学校から家に帰って
運動遊びをしているか

学校が休みの日に
運動遊びをしているか


1年生
なわとびをしたら からだがかるくなって なわとびが できたらうれしくて、もっとちがうわざを ちょうせんして ちからをいっぱい入れて、かぜをひきにくくして 学校せいかつをがんばりたいとおもいました。
お母さん
一生懸命に話をしてくれて運動の大切さを改めて、気が付かせてくれました。少しずつになると思いますが 一緒に運動をして、健康的な体づくりをしていこうと思いました。
3年生
運動をすると気持ちもよくなるし、もっとしたくなった。家の人ではなく、おじいちゃんやおばあちゃんにもっと運動のことをおしえたくなった。これからも運動をつづけようと思った。
曾祖母
健康のために身体を動かすことは大切だと感じました。
すぐに疲れてしまったので、長い時間、一緒に運動できるように鍛えておきます。
受講者と家族の声
